飼い犬・飼い猫が行方不明になったら、とにかくまず周辺を捜索してください。時間が経てば経つほど状況は厳しくなります。「そのうち帰ってくるだろう」という安易な考えは決して持たないでください。
猫の場合は、室内飼いの子は外に出たらまず怖くてむやみに移動せずどこかに潜んでいる可能性が高いです。暗くなってから出てくることもありますので、自宅敷地内に捕獲器を設置するという手段もあります。 ※捕獲器の設置には様々な注意点がございますので安易な設置はお控えください。
また、犬の場合は行政に捕獲されると4日の抑留期間ののちに殺処分されます。直ちに県動物愛護指導センターに届け出をしてください。届け出をしてもきちんと照合されないケースもありますので、センターには繰り返し問い合わせをし、センターのホームページにある収容動物情報は毎日確認してください。
万一第三者が飼い主を名乗りセンターに持ち込むと、収容動物情報にも掲載されず、抑留期間なしに殺処分されてしまう可能性もあります。
あなたの愛犬・愛猫は、怖くて寂しい辛い思いをしているはずです。あなたが諦めてしまったら戻っては来ません。無事戻ってくることを信じて出来る限りのことをして下さい。
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~いなくなってしまったら、下記の事を実施してください~
①各機関に届け出を出す
いなくなったら直ちに県動物愛護指導センター、自宅やいなくなった場所周辺の警察署・役所・保健所など各機関に届け出をし、保護情報がないかどうかを確認してください。
※どこか1ヶ所だけ届け出ればいいだろう、と思わず、上記全ての機関に届け出てください。基本的にそれらの機関は横のつながりはありません。また、犬の場合は想像以上に広範囲に移動する可能性もありますので、予想される移動範囲内全ての機関に届け出ることをお勧めします。 県境の場合は他県の行政機関にも同様に届け出をしてください。
● 栃木県動物愛護指導センター
TEL: 028-684-5458 (8:30~17:15)
http://www.tochigi-douai.net/index.html
● 栃木県内の警察署一覧
http://www.pref.tochigi.lg.jp/keisatu/syoukai/kankatu.html
● 栃木県の役所一覧(代表番号になっています)
http://www.pref.tochigi.lg.jp/c05/intro/tochigi/link/lkshityouson.html
②チラシやポスターを作成して掲示したりポスティングを行う
チラシを作成し、貼っていただける場所には可能な限り貼らせてもらって下さい。お散歩中の方に配布したり、近隣へのポスティングも有効です。
<チラシを貼るのが効果的な場所>
● ごみステーションや自治会の掲示板
● スーパー・ホームセンター・コンビニ等の店舗
● 動物病院
● トリミングサロンやドッグラン、ドッグカフェ(犬・特に純血種の場合)
※必ず許可を得て貼り、見つかったらお礼をお伝えし回収するようにして下さい。
③周辺に聞き込み調査を行う
似たような子に心当たりがないかどうか、周辺住人や通行人、動物病院等に聞き込みを行って下さい。
④地元新聞紙に迷子情報を掲載する
栃木県の場合、下野新聞の「くらしファイト」に情報を載せると問い合わせが来ることが多いです。写真付きで掲載することをおすすめします(掲載は有料です)。 ※当会もいつも利用しています。
下野新聞「くらしファイト」
http://www.shimotsuke.co.jp/koukoku/koukoku-kyoku/kurashi_top.html
⑤インターネット上に迷子動物情報を掲載する
関係機関に届け出をしていても、きちんと照合されないというケースは多く見られます。飼い主・保護主双方届け出をしていたにもかかわらず、結局見つかったのはスーパーに貼ってあったチラシとか、ネットに掲載された情報だった、ということもあります。このようなことから、迷子情報をSNSやネット上の掲示板等に掲載することをお勧めします。
※栃木県内なら「とちポチとちタマ」さんのサイト内にある掲示板をご利用になられることをお勧めします。
とちポチとちタマ 栃木県の「迷子犬・迷子猫」掲示板
http://tochipochi.com/lost-pet/
⑥遺体回収業者へ問い合わせる
考えたくないことですが、残念ながら事故に遭ってしまって亡くなっていた場合、業者によって回収される可能性があります。せめて最後は家族の手で弔ってあげるよう、回収業者への問い合わせもするようにしてください。